No.5『気管支ぜんそく・花粉症』
気管支ぜんそくや花粉症の治療には、ローヤルゼリーが効果的といわれますが、それはどうしてですか?教えてください。
(埼玉県・女性・32歳)

気管支ぜんそくや花粉症は、アレルギー性疾患であると言われていますが、そのアレルギーとはどんなものかを最初に説明しておきます。

私たちの身体を作っている物質は、主に蛋白質ですが、それ以外の物質(これを異物とか、異種蛋白という)が身体の中に入ってきますと、その異物に対抗するための物質を体内に作り出します。これを抗体と呼んでいます。一方、異物の方を抗原と呼んでいます。伝染病(疫病)のような細菌感染を例にとりますと、細菌の蛋白(抗原)が体内に入りますと、それに対する抗体が体内で作られます。二度目に同じ細菌が体内に進入しようとしても、抗体がそれを受けつけず、二度目の感染は起こりません。体内にこのような抗体ができることを免疫(疾病から免れるという意味)ができたといいます。これとは別に、二度目に進入してきた抗原が、初めの感染で出来た抗体と反応して、抗原体反応(免疫反応)を起こすことがあります。これが甚だしく過敏反応を起こした場合を、アレルゲンと呼びます。

このアレルゲンを吸収して、気管支に過敏反応を起こしたのが、気管支ぜんそくであります。気管支の粘膜がむくんで腫れあがり、ねばっこい分泌物でつまってしまうと、気管支は収縮して、通りが悪くなります。こうなりますと、患者は咳きこみ、呼吸困難を起こします。呼吸も吸いこむのはどうにか出来ますが、吐く方が困難で、そのための酸素の取りこみが十分できないため、顔色は黒みがかった紫色に変わります。ぜんそくを起こすアレルゲンとしては、部屋のホコリ(家具・寝具・衣類などから出るもの)・ダニ・カビ・細菌、また家畜の羽毛やフケ、粉塵などであるとされています。このほか、最近では大気汚染もぜんそくを誘発する原因として注目されているほか、気圧・気温・湿度・寒冷または暑気・台風・疲労・風邪・寝不足・食べ過ぎ・油揚げの匂い・煙草の煙・酒・運動・人ごみ・精神状態(興奮・怒り)・妊娠・月経などがあります。

話は変わりますが、アレルゲンが細小気管支に過敏反応を起こすのがぜんそくで、アレルゲンが鼻粘膜に過敏反応を起こすのがアレルギー性鼻炎です。そのアレルゲンが花粉のとき花粉症といいますが、アレルギー性鼻炎は花粉以外に寒冷によっても起こります。

さて、ぜんそくも鼻炎も、その原因物質は私たちの周りに幾らでもあるのに、病気になる人とならない人がいます。それはアレルギー体質の人がなるのだとも言われています。つまり、ぜんそくや鼻炎を、外部的な原因物資だけで考えずに、患者の人体側から考えてみる必要があります。患者の体質ということで考えると抵抗力(免疫力とか、闘病力・整体能力・調整能力、さらに自然治癒力などと言われているもの)を強化することがより大切なことです。

これには、情報系を調整する作用のあるローヤルゼリーが効果的です。ローヤルゼリーには、自律神経を安定させて抵抗力を高める働きがありますので、ぜんそくや鼻炎を予防したり、症状を改善してくれます。ローヤルゼリーを飲用した人達から、良い結果を得たという報告はたくさんあります。

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