健康質問箱
No.2『自律神経失調症』
ローヤルゼリーが、自律神経失調症に特に良いと聞きますが、どうしてでしょうか?教えてください。
(広島県・女性・54歳)

自律神経のバランスが崩れて起こる症状を、自律神経失調症といっています。主な症状には、次のようなものがあります。

第一に、顔などの「ほてり」、頭に血がのぼる「のぼせ」、腰や足など体のある部分が冷えて仕方がない「冷え症」(漢方では冷える性分という意味で、「冷え性」と書く。症候群としての「冷え症」という文字は当らないのです。)、それから「動悸」(この時、心臓は普通にうってることが多いものです)などが重要です。

第二に、「頭痛」「登頂」(上から頭をおさえつけられる感じ。また鍋でもかぶったような感じをいうのです)、「不眠」「耳鳴り」などもあります。

第三に、「しびれ」(手や足の感じがなくなるものと、電気が走るようにビリビリ感ずる場合があります)、「知覚過敏」(着物がすれて痛いとか、座るとお尻が痛くて座れないなどと訴えます)、「蟻走感」(蟻が這うような感じ)などがあります。

第四に、「腰痛」(腰椎ヘルニアなどなくて起こるものや、「寝腰」などいって、朝腰痛で起きられない程なのに、無理して起き上がって歩き廻ると良くなるような腰痛もあります)、「肩こり」なども非常に多いものです。その他「筋肉痛」といって、筋肉をつまんだとき痛みをかんずることがあります。

第五に、「汗かき」とか「口の中が乾く」とか、「よだれが出過ぎる」などという症状を訴える場合もあります。

第六に、「頻尿」(小水は済んでいるのにトイレに何回もいく)、「排尿感」(尿道に痛みがないのに、尿が出たい感じがある)などがあります。

第七に、「むかつき」、「嘔吐」、「食欲不振」、「便秘と下痢が交互に起こる」などの症状は、一般に少ないものです。

第八に、「疲労感」(「疲れやすい」「けだるい」「力が抜けたようだ」などと言うこともあります)、「腹痛」(お腹が痛いといっても、お腹のどこが痛いのか、はっきりと説明できないような痛みが特徴)なども多い症状です。

以上のように自律神経失調症は様々な症状を持つのが特徴です。なかには「冷え性」「のぼせ」「腰痛」「めまい」「立ちくらみ」「肩こり」「疲労」などのように、独立疾患のように扱われているものもありますが、いずれも失調症の一つの症状に過ぎません。

次に、自律神経失調症という場合、症状に相当する病巣がないということを証明しなければなりません。第一の症候群があれば、これは自律神経失調症ですし、また前記の雑多な症状が一つだけでなく、二つ以上ある時も、だいたいこの症状と見てよいのです。お産後や流産の後などに起こる「血の道」というのも、この「自律神経失調症のことです。「月経前緊張症」「去勢症状」「卵巣欠落症状」「冷房病」などもこれに含めてよいのです。また、男性にも自律神経失調症はあります。

自律神経失調症は、情報系の一つである自律神経系がバランスを崩した時に起こります。この点、ローヤルゼリーは自律神経の働きを調整することができますので、自律神経失調症に有効であることは当然であります。さらに冷え症、月経前緊張症などにも有効です。

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